失敗しない!美味しい赤ワインの選び方&タイプ別おすすめ6選

こんにちは。ワインショップ オーナーです。

うちのワインショップに来るお客様の中でも
よく見かけるのが美味しい赤ワインをお求めのお客様。

なにかオススメの美味しい赤ワインはあるかな?

お客様A

赤ワインが飲みたいんだけど、選び方がわからないから選んでくれる?

お客様B

この前、自分で選んだ赤ワインが、全然好みの味じゃなくって・・・

お客様C

そんな質問やお悩みも、よく耳にします。

赤ワインとひとくくりに言っても
スパイシーで濃い味わいのワインや、軽やかでするする飲めるワインなどタイプは様々。

ブドウの種類やワインの生産地など、ワインに関する知識があったり、
これまでにたくさんのワインを飲んできた経験があれば
自分で好みのワインを選ぶこともできますが、たいていのお客様はそうではありません。

オーナー
オーナー
だからこそ、好みのワインを選ぶお手伝いをするために
私たちショップスタッフがいるんですけどね。

今回は、赤ワインの選び方にお困りの皆さんに
「好みの赤ワインが選べるようになる簡単な方法」
タイプ別のおすすめ赤ワイン、さらに美味しく赤ワインを飲むためのポイントをご紹介します。

きっと、これを読み終わるころには好みの赤ワインが選べるようになっているはずですよ。

ところで赤ワインってどんなワイン?

赤ワインは、白ワインと比べてどこが違うかご存知ですか?
知ってる方もそうでない方も、まずは赤ワインとはどんなワインかおさらいしてみましょう。

【赤ワインの特徴その1】黒ブドウから造られる

赤ワインとは、皮の部分が黒い「黒ブドウ」系の葡萄品種から造られるワインです。

黒ぶどう

赤ワインの特徴である鮮やかな赤色は、『発酵』の過程で黒ブドウの皮に含まれる色素を抽出することで生まれます。

ちなみに、ほとんどの白ワインは果皮が黄緑色の白ブドウから造られることに加え、 ワインを造る工程で皮の色を抽出しないから色がほぼつかないんです。

【赤ワインの特徴その2】タンニンによる渋みがある

赤ワインを飲んだ時、舌になにか張り付いたように感じたりざらっとした感覚を覚えることはないでしょうか。
これは、タンニンの渋みによるもの。

ワインの渋みもとになるタンニンは種の部分に多く含まれています。
じつは、さきほど赤ワインの色を抽出する『発酵』の過程では果皮だけでなく種も一緒に漬け込んでおり、種に含まれているタンニンが果汁に溶け出すことで、赤ワイン独特の渋みとなっているんです。

オーナー
オーナー
基本的に、種や果皮を漬け込まない白ワインの場合は、タンニンはほとんど抽出されないため
あまり渋みを感じることがないんですよ。

『しっかり濃厚』or『飲みやすく華やか』選ぶならどっちの赤ワイン?

お店で、お客様からワインのご相談を受けるとき たいてい希望されるのがこのどちらかのワイン。
多くの皆さんが「美味しい」と思われるワインもこのどちらかのワインだと思います。

『しっかり濃厚系』赤ワイン

タンニンが多く渋みがしっかりとしていて濃厚でコクがあり重厚な印象を感じられるタイプ。
『フルボディ』とも呼ばれています。

オーナー
オーナー
フルボディのワインにも、様々なタイプがありますが
果実味たっぷりでガツンと飲みごたえのあるものがウチのお店では人気です。

アメリカ・カリフォルニアのカベルネソーヴィニヨン、
オーストラリアのシラーズあたりが果実味と飲みごたえを楽しめますよ。

『飲みやすく華やか系』赤ワイン

渋みが比較的おだやかでフレッシュな香りや味わいのあるタイプ。『ライトボディ』とも呼ばれています。

オーナー
オーナー
赤ワイン特有のタンニンが苦手な方や、ワイン初心者の方には飲みやすくておすすめです。

アメリカ・カリフォルニアや、ニュージーランドのピノノワールは
渋みは控えつつ、果実の甘さを感じることができるので、飲みやすいものが多いですよ。

一目でわかる!美味しい赤ワイン早わかり表

ワインの味わいは、甘味・酸味・渋み・アルコール度数といった要素を複合して判断されます。

だけど、この方法だと複雑でわかりにくい!

ということで今回は、味わいの違いが簡単にわかるよう、代表的な産地とブドウ品種を
「ワインのボディ」と「フルーティさ」の2軸を使ってチャートにしてみました。

赤ワイン味わい早わかり表

ただし、同じ産地や品種でも、生産者によっては全く違うタイプのワインを造っている場合もあります。 表は目安と考えて、気になるワインは飲んで確かめるかワインショップのスタッフに聞いてみてくださいね。

レストランで赤ワインを頼む時の伝え方

さきほどの味わいチャートを参考にすれば、
レストランでワインをオーダーする場合も、好みのワインを伝えることができます。

たとえば、果実味濃厚な赤ワインが好みの場合は、
「果実味濃厚なカベルネソーヴィニヨンをお願い。」

軽めでフルーティな赤ワインを頼みたい場合は
「フルーティで香りがいい軽めのピノノワールをください」

オーナー
オーナー
レストランに、希望した産地や品種のワインが無い場合は 似たような別のワインを提案してくれるはずですよ。

タイプ別おすすめ赤ワイン6選

好みの赤ワインがわかったところで、
タイプ別におすすめの赤ワインをそれぞれご紹介いたします。

おすすめ赤ワインしっかり濃厚フルボディタイプ3選

『神の雫』登場のしっかりフルボディワイン

シャトー ラモット ヴァンサン レゼルヴ

漫画『神の雫』にも登場したコスパ抜群のボルドーワイン。

メルロ―とカベルネソーヴィニヨンをブレンドして造られているこのワインは、凝縮した果実味となめらかな舌触りが抜群!この価格を考えるとかなりのコストパフォーマンスです。

ショップで大人気の濃旨赤ワイン

ホワイトホール レーン ワイナリー トレ・レオーニ

カリフォルニアの銘醸地、ナパ・ヴァレーの中でも、有名ワイナリーが数多く並ぶ国道29号線沿いにあるホワイトホール レーンのブレンドワイン。

濃縮感あるカベルネソーヴィニヨンを中心に、シラーやジンファンデル、メルローがバランスよくブレンドされています。

実際にショップで大人気の濃くて美味しい赤ワイン!

一度は飲みたい最高峰ワイン

オーパスワン

カリフォルニアの最高峰とも言うべきプレミアムワイン。

フランス/ボルドーの名門『シャトー・ムートン』と、カリフォルニアワインの父と呼ばれた『ロバート・モンダヴィ』がタッグを組んで生まれたワイン。カベルネソーヴィニヨンを中心にボルドー地方で主に造られているブドウ品種がブレンドされた カリフォルニアを代表する高級ワインです。

おすすめ赤ワイン飲みやすく華やかタイプ3選

繊細&エレガントなブルゴーニュワイン

ブシャール P&F ブルゴーニュ ピノノワール ラ ヴィニェ

ブルゴーニュの名門、ブシャール ペール エ フィスのスタンダードワイン。

小さな赤い果実のチャーミングな香りとミネラル感、やさしいふくらみを持ち、ブルゴーニュのピノノワールの特徴が良く表現されています。[輸入元資料より]

カリフォルニアを代表する華やかピノノワール

オーボンクリマ ピノノワール サンタ バーバラ ツバキラベル

カリフォルニアのワインでありながら、繊細でエレガントな味わいも併せ持つピノノワール!

オーナーのジム・クレンデネンが、フランスでの修行中にブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエに師事していたことが大きく影響しているとか。今や、カリフォルニアを代表するワイナリーのひとつとなっています。

フレッシュ&フルーティなNZピノノワール

ヴィラマリア プライベートビン ピノノワール

ニュージーランドのピノノワールは、ブルゴーニュに匹敵するとも言われるエレガントさと、フレッシュさも持っています。

中でも、ニュージーランド最多の受賞歴を誇るヴィラマリアワイナリーのピノノワールはフルーティで飲みやすく、間違いありません。

赤ワインを美味しく飲む為のワンポイントアドバイス

最後に、赤ワインがもっと美味しくなる2つのポイントをご紹介いたします。
この2つのポイントをおさえるだけで、驚くほど美味しく感じるようになりますよ。

【ポイント1】美味しく飲むための温度を知っておこう

ワインは、タイプによって美味しく飲むための最適な温度がそれぞれ異なります。
『赤ワインは常温で飲む』とは言われますが、じつは軽く冷やすほうが美味しいんです。

ただし、フルボディで渋みのある赤ワインはあまり冷やしすぎると、渋みや苦味が強調されてしまいます。まろやかな味わいを楽しむためには、冷やしすぎに注意しましょう。

反対にライトボディのフレッシュな赤ワインは、低い温度のほうがフレッシュ感や酸味を楽しむことができます。

赤ワインの飲み頃温度

【ポイント2】できればワイングラスも合わせてみよう

ワイングラスは、ワインの味を左右する大切なツールの一つ。 様々な味わいのワインに対して、そのワインを一番美味しく 楽しめるようたくさんの種類のグラスが販売されています。

ですが、たくさん種類があると選ぶのが難しいですよね。

今回は簡単に、2種類のワイングラスを使いわけることをおすすめします。

ミディアム~フルボディのワインにはボルドーグラス

口部のすぼまりが緩く、縦にすらりと長いボルドーグラスは、フルボディで渋みがあるワインの味わいを最大限に引き出すことができます。

ライトボディのグラスにはブルゴーニュグラス

金魚鉢のように真ん中が大きく膨らんでいるブルゴーニュグラスは、ボルドーグラスに比べてワインが空気に触れる面積が多く、口部がすぼまっているので香りが繊細なワインでも、しっかりと溜めこんで楽しむことができます。

まとめ

今回は、お好みの赤ワインを選ぶ簡単な方法をご紹介しましたがいかがでしたか?

お店やインターネットでは、たくさんの赤ワインが販売されていて迷ってしまうことも多いですが、まずは好みのタイプ別に分類したワインから飲んでみて、だんだんと好きなタイプのワインを開拓していってくださいね。