レストランで恥をかかない!スマートに振舞う為のワインマナー講座
―――――ここは、とあるワインショップ。
今日はワインショップの先輩 オノくんと、新人マキちゃんが店番をしています。


ちょっとずつですが、お客様にワインもオススメできるようになってきて楽しいです。
店頭に立っていると、一般のお客様のほかにも、レストランのソムリエさんがいらっしゃることに驚きました。

ところで、マキちゃんはレストランへ行ってワインを頼むことはよくある?

気軽に入れるスペインバルやビストロでグラスワインを飲むくらい。


お客様がどんなシチュエーションでワインを飲んでいるかを知るためにも今度、普段よりもちょっと格上のレストランへ行ってみよう。
マキちゃんの歓迎会も兼ねてスタッフみんなで!

だけど私、マナーとか全然知らないから緊張しますっ。

ワインを頼むときに、ほんのちょっとマナーを知ってるだけで慌てなくて済むよ。
ちょうどいい機会だから、レストランでワインを楽しむ為のマナーを教えるね。
ということで、第一弾『ワインの基本』、第二弾『ワインの選び方』に続く
新人マキちゃんのワイン基礎知識シリーズ第三弾となる今回はレストランでのワインマナーを学びます。
レストランでワインを選ぶときのマナー
大抵のレストランではワインを選ぶとき、食事のメニューとは別のワインリストを用意しているので
ワインリストの中から、飲みたいワインを選んでいきます。

何を選んだらいいか迷ってしまいます…。

ワインリストに載せていないワインも含めて、レストランにあるワインの中からピッタリのワインをおすすめしてくれるはず。
ソムリエにワインをオススメしてもらう時、伝えるべきこと
ソムリエにワインをおすすめしてもらう場合の質問が、「何かオススメのワインください!」では
どんなワインをおすすめすればいいのかソムリエも困ってしまいます。
ワインをおすすめしてもらう際、下記にあるような内容を伝えておくと、より要望にあったワインを選んでくれますよ。
- 希望するワインの予算
金額の話が言い出しにくい場合は、ワインリストに掲載している希望金額と同じくらいのワインを指さして「このワインと同じくらいの値段で」と伝えましょう。 - ワインと一緒に食べる料理
ワインにとって、料理との相性はとても重要なもの。いくら美味しいワインでもお料理と合わなければ、残念な結果になりかねません。 - 好みのワインの特長
詳しく希望を伝えられなくても、『重めの赤ワイン』や『さっぱりとした白ワイン』などのイメージを伝えるだけで大丈夫です。
オーダーするワインにも順番がある
食事会を通して複数のワインを楽しむ場合は、
ワインを飲む順番に気を付けないと、注文したワイン本来の美味しさが楽しめない場合があります。
レストランでワインをオーダーする際、気を付けるポイントは5つ。
- 乾杯はスパークリングワインで
スパークリングワインは胃袋を刺激して食欲増進する効果があります。華やかなスパークリングワインは、乾杯にもぴったりです。絶対というわけではありませんが、是非最初の一杯はスパークリングワインを楽しんではいかがでしょうか。 - 【ワインの順番】軽いワイン→重いワイン
重厚な味わいのワインを先に飲んでしまうと、軽い味わいのワインは薄っぺらく感じてしまいます。食事会を通して、だんだんと重いワインに移るようにしましょう。 - 【ワインの順番】白ワイン→赤ワイン
一般的に、白ワインより赤ワインのほうが重厚な味わいの為、まずはシンプルな白ワインから飲んで繊細な香りと味わいを楽しみましょう。 - 【ワインの順番】並みのワイン→上質なワイン
上質なワインを先に飲むと、並みのワインは物足りなく感じてしまいます。一概に価格の高いワイン=上質というわけではありませんが、価格をある程度の判断基準にすることができます。 - 【ワインの順番】若いワイン→古いワイン
若いワインはフレッシュでシンプルな味を楽しむもの。反対に古いワインは長い時間を経て熟成した複雑な味わいを楽しむものです。複雑なワインのあとにシンプルなワインを飲むと味わいに物足りなさを感じてしまうため、若いワインは食事の最初のほうで楽しみましょう。
ホストテイスティングのマナー
ホストテイスティングって何するの?
ホストテイスティングとは、レストランでオーダーしたワインの品質を確認する為にテーブルの代表が試飲を行うことを指します。
きちんとしたレストランの場合、ワインの保管には細心の注意を払っているのでそれほど品質の悪さを感じることはありませんが、ごく稀に コルクの不良が原因で『カビ』や『濡れた段ボール』に例えられるような不快臭が発生する場合があります。


また、ワインの管理がきちんとできていないレストランの場合、
暑い場所に置いていたことによる熱劣化で品質が悪くなっている可能性があります。
こういった劣化したワインではないことを、確認することが ホストテイスティングの目的です。
そのため、もしテイスティングしたワインが好みの味わいでは無かったとしても、ワインの品質に問題がない場合、交換をお願いすることはマナー違反なのでやめておきましょう。
ホストテイスティングの大まかな流れ
- ワインのチェック
- ソムリエがワインを持ってくるので、オーダーしたワインと合っているかラベルを確認します。
- コルクのチェック
- ソムリエがワインを抜栓後、コルクに異常がないかチェックした後にホストの前にコルクを置くので、ホストも同じようにコルクに刻まれたヴィンテージやコルクの香りをチェックします。
- ソムリエによるテイスティング
- 了承を得た上で、ホストテイスティングの前にソムリエがテイスティングを行います。
- ホストテイスティング
- ホストのグラスに、ワインが少量注がれるので、色や香り、味わいを確認しましょう。先にソムリエがテイスティングしているので問題がないはずですが、明らかにおかしな色や味がした場合は一度確認してみましょう。特に異常がなければ「こちらでお願いします」「大丈夫です」などと了承すればOKです。

ワイングラスをぐーるぐる。スワリングは行うべきか?
ワインを飲みながらグラスをくるくる・・・
ワインを飲みなれた大人の雰囲気が漂って、なんとなく格好いいですよね。
ところで、この行為に何の意味があるのかご存知ですか?
グラスをくるくる回す行為はスワリングといい、
ワインの香りをしっかりと嗅ぎ取る目的で行われます。
コルクを抜栓した直後に注がれたワインは、香りが十分に広がらずそのワインの良さが、まだ発揮できていないことも多くあります。このワインの香りが広がらない状態のことを「ワインが閉じている」と表現します。
そんなときに、ワイングラスを回してワインと空気を触れ合わせることで、そのワイン本来の香りを引き出します。こうやって香りが十分に広がった状態のワインは「ワインが開いている」と表現されます。
スワリングは、あくまで香りを広げるために行うので必ずしも行う必要はありません。また、回せば回すほどワインが美味しくなるわけでもありませんので、回数は適度にとどめておきましょう。
恥をかかない!スマートに振舞う為のレストランマナー8選
レストランでワインを楽しむときに気になるのが、ワインに関するマナー。
知らず知らずのうちにNGな振舞いをしていたら恥ずかしいですよね。
というわけで、レストランで恥をかかない為に、レストランで使えるワインマナーをご紹介いたします。
- ワインを楽しむ場では香水は控えて
ワインが主役の食事会の場合、香りが邪魔をしてしまうので香水をつけるのはマナー違反。繊細なワインの香りを楽しむ場では、香水の使用は控えましょう。 - ホストのマナー
先にも書いたように、ホストテイスティングはワインが劣化していないかを確認するためのもの。好みでは無かったからといって、ほかのワインとの交換を申し出るのはマナー違反です。 - 乾杯の時はグラスを合わせない
乾杯でグラスを合わせ「カチン」と音を鳴らせる場面はよく目にしますが、ワインを楽しむ場合は控えたほうがよさそう。というのも、ワインにこだわったレストランの場合は、ワイングラスにもこだわってワインが美味しく飲める、薄くて繊細なグラスを使用している場合が多くあります。そのため、グラスを合わせると割れてしまう可能性も。乾杯の際は、軽くグラスを上げて傾ける程度にしましょう。 - グラスが空になっても手酌NG
グラスの中身が残り少なくなってきたとき、ついつい手酌してしまいそうになりますが、これはスマートな対応ではありません。大抵の場合は、ソムリエが頃合いを見計らってサーブしてくれますが、もしグラスのワインが無くなってしまったらさりげなくソムリエにアイコンタクトを送りましょう。 - ワインをサーブするのは男性
カジュアルな食事会の場合、ソムリエではなく出席者同士でワインを注ぎあうことも多いですが、その場合女性がお酌をするのはマナー違反。グラスの中身が少なくなってきた時、男性がスマートに注ぐようにしましょう。 - ワインは並々と注がない
ワイングラスが大きいのは、繊細なワインの香りを逃さないようにグラスの中に香りを閉じ込めるため。ワインを並々と入れてしまっては、香りを留めておくスペースがなくなってしまいます。グラスに注ぐ量は、ボウルの一番膨らんだ部分より少し下くらい、150ml前後にしましょう。 - ワインを注いでもらっている間、グラスは持ち上げない
ビールをお酌してもらう場合は、グラスを両手で持ち上げてしまいますが、ワインの場合はマナー違反となってしまいます。注いでもらう間は、ワインを注ぎやすい場所に移動させて、グラスは持たずにテーブルに置いたままで大丈夫です。 - ワイングラスは脚の部分を持つ
日本の場合、ボウル部分を持ってしまうと体温でワインの温度が上がってしまう為、ワイングラスを持つときにはグラスの脚と呼ばれる長く伸びた部分を持つのが一般的。ですが欧米ではボウル部分を持つ方も多く、どちらが正しいとは言い切れません。パーティなどの席では周りを見ながら対応しましょう。
まとめ
いかがでしたか。
ワインをレストランでオーダーすることは、一見、敷居が高そうに見えますが
マナーさえ知っていれば安心して楽しめます。

オーナーに高級ワイン頼んでもらえるといいなぁ♪