お中元ワインはもう迷わない!ワイン選びのお悩み解決&おすすめ9選
突然ですが、皆さんはお中元には毎年どんな品物を贈っていますか?
私たちのワインショップでは夏の時期、ワインが好きなお相手へのお中元や、他とは少し違うお洒落なお中元を贈りたい方がワインを探しに来店されることがよくあります。
でも、いざ選ぼうとするとどんなワインを選べばいいか迷ってしまうお客様も・・・
というわけで今回は、お中元にワインを贈りたいお客様によくあるお悩みごとをワインショップ・スタッフの視点からご紹介。さらにお中元の予算ごとにおすすめのワインをご提案いたします。
お中元にワインを贈るときの3大お悩み
ワインショップでお中元を選んでいるお客さまにご質問いただくのが、この3つのお悩み。
- お中元用ワインの相場金額がわからない
- お中元に贈るワインは1本?2本?紅白で贈る?
- お中元にはどんなワインを贈ればいいの?
(その1)お中元用ワインの相場金額がわからない
ワインに限らず、お中元を贈る場合に最も多くの方を悩ませるのが『予算』。
あまりに安いものでは失礼だし、高すぎてもかえって気を使わせてしまう可能性があります。
JOYLAB株式会社が行ったお中元に関する調査によると、「3,000円~4,000円未満」が最も多く、次いで「4,000円~5,000円未満」、「2,000円~3,000円未満」、「5,000円~10,000円未満」、「10,000円以上」という結果だったそう。
(参考サイト)https://news.livedoor.com/article/detail/16542765/
高級品のイメージがあるワインをお中元に贈る時点で、大切な取引先へやワインにこだわりのあるお相手への贈答品の可能性も高く、相場よりも予算を高めに設定されているのかもしれません。
(その2)お中元に贈るワインは1本?2本?紅白で贈る?
ワインをお中元に贈るとなると悩むのが『何を何本贈るればいいのか』
店頭やネットショップでもワインを紅白2本セットのディスプレイを目にすることが多くありますが、必ずしも紅白セットで贈る必要はありません。
さらに、ワインを2本セットではなく1本にすることもおすすめ。
お中元の予算を1本集中させることで、普段あまり手を出さない高級ワインを贈ることができます。
もちろん、紅白のワインセットにもメリットはあります。
お中元を贈るお相手の好みがわからないときには赤ワインも白ワインも両方入っている紅白のワインセットはどちらかは気に入っていただけて安心ですよね。
結局は、お中元を贈るお相手に合わせたワインを選ぶことが重要なんです。
(その3)お中元にはどんなワインを贈ればいいの?
お中元は、日頃お世話になっている方への感謝の気持ちで贈るもの。だからこそ、お渡しする品物は相手の趣味・趣向や家族構成・職業など、贈る相手のことを考えた上で選ぶのが一番から喜んでいただけるのではないでしょうか。
その他にも、お中元は夏の暑い時期に贈るので、季節感を感じるように涼しげな涼を感じるスパークリングワインや、赤ワインでもあまり濃すぎないものを贈るのもひとつの方法です。
【予算別】お中元におすすめワイン9選
『お中元にワインをお贈りするなら、お相手の趣味趣向にあったものを選ぶのが一番!』とは言ったものの、いざ選ぶとなると膨大な種類のワインからお中元を贈るお相手に合ったワインを選ぶというのはかなり難しいですよね。
ということで今回、私達がお中元におすすめのワインを予算別に選んでみました。ぜひお中元ワインの参考にしてくださいませ。
2,000円~3,000円のお中元におすすめワイン
シレーニ・ヌーヴォー ピノ・ノワール(赤ワイン)
ヌーヴォーといえば毎年11月に解禁するフランスのボージョレー・ヌーヴォーが有名ですが、こちらはニュージーランド産のヌーヴォー(新酒)
季節が正反対の南半球にあるニュージランドだから、今年できたての新酒もいち早く楽しめてしまうんです。
同じく新酒の白ワイン、ソーヴィニヨンブランとあわせて紅白2本のお中元ワインセットにしても喜ばれること間違いなしです。
参考価格:¥2,052
シャンドン ロゼ(ロゼ・スパークリングワイン)
シャンドンは、シャンパーニュの名門モエ・エ・シャンドンがオーストラリアで造る本格スパークリングワイン。
お手頃価格ながら、シャンパーニュ地方と同じ伝統的な製法で造り上げるスパークリングワインは上質にして繊細な味わいです。
ボデガ・イニエスタ・ミヌート116・ブランコ&ティント(紅白セット)
サッカー好きの方へのお中元におすすめなのが「ボデガ・イニエスタ」
スペインの名門クラブFCバルセロナのMFとして活躍し、現在はヴィッセル神戸に所属する「アンドレス イニエスタ」が故郷スペインのラ マンチャで手がけるワインです。
紅白どちらのワインもフレッシュな仕上がりで夏の贈り物にぴったりです。
3,000円~4,000円のお中元におすすめワイン
レ フィエフ ド ラグランジュ(赤ワイン)
ボルドーの格付け3級シャトー「ラグランジュ」のセカンドワイン。セカンドとはいえ格付けシャトーに匹敵する品質の高さを誇ります。
このワインを手がける「シャトー・ラグランジュ」は一時低迷していたものの、日本企業サントリーが買取り見事に復活したストーリーが有名です。
お中元を渡す際にそのワインの背景も伝えることで印象にも残るのではないでしょうか。
ランソン・ブラック・ラベル(シャンパーニュ)
最も古いシャンパンメーカーの一つ、ランソンが手がける本格シャンパーニュ。英国王室御用達のため、ボトルネックにはエリザベス2世女王の名前が刻まれた証が印されています。
シャンパーニュなら、お中元を贈るお相手を選ばず喜んでいただけるはずです。
4,000円~5,000円のお中元におすすめワイン
パラダイス リッジ カナエ ザ グレープ キング ジンファンデル(赤ワイン)
幕末の日本を離れて英国~アメリカへと渡り、運命に翻弄されながらもついには「カリフォルニアのブドウ王」と呼ばれるほど大成功をおさめた薩摩のラスト・サムライ『長澤鼎(ながさわかなえ)』の名を冠するカリフォルニアワイン。
ロマン溢れる歴史好きに贈りたいワインです。
ルー・デュモン ブルゴーニュ ルージュ(赤ワイン)
日本人醸造家、仲田晃司氏が手掛けるブルゴーニュワイン。
「ブルゴーニュの神様」と呼ばれた名醸造家アンリ・ジャイエ氏にも認められ、NHKの人気番組「プロフェッショナル仕事の流儀」でも特集されるなど、世界的に高く評価されています。
話題も実力も兼ね備えるワインは、お中元にもぴったりです。
5,000円~10,000円のお中元におすすめワイン
スターレーン ヴィンヤード カベルネ ゴルフギフトセット(赤ワイン)
4大トーナメント“マスターズ”が開催される世界最高峰クラブ「オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ」で期間中にオンリストされたことのあるワイン。
それだけでなく、あるブラインドテイスティングではオーパス・ワンを押さえ、最高評価を獲得した実力あるワインです。
ゴルフボールとティもセットになっているのでゴルフ好きに是非。
メゾン・ジョゼフ・ドルーアン2本セット(赤白セット)
メゾン ジョゼフ ドルーアンは130年以上家族経営をつづけるフランスの銘醸地ブルゴーニュを代表するワイナリー。
歴史あるブルゴーニュの地で長年ワインを作り続けるドルーアンの正統派ブルゴーニュワインは、礼節を重んじられるお相手にも喜ばれるはず。
【番外編】今はお酒が飲めないあの人に
1688 ベイビー セレモ グラン ブラン& グラス4脚セット
ワインが好きなのに今は飲めない妊婦さん、ママさんへの贈り物にシャンパンに勝るとも劣らない、品格を備えたノンアルコールスパークリングを贈りませんか。
HALALの認定を持つことから、ドバイの5つ星ホテルのスイートルームのウェルカムドリンクにも採用されています。
グラス4脚がセットになっているので贈ってすぐに乾杯も!
【おまけ】お中元の基礎知識
最後に、意外と知らないお中元に関する基礎知識をご紹介しますね。
お中元を送るのは何のため?お中元の由来
お中元は、年の瀬に贈るお歳暮とおなじく日ごろお世話になっている方々にお礼を行うためのもの。少し前までは直接出向いてご挨拶とともに品物を手渡していましたが、最近では宅配便などで送るのが一般的です。
元々は中国の道教の風習、三元の1つであると言われています。旧暦の1月15日を「上元」、旧暦の7月15日を「中元」、旧暦の10月15日を「下元」と呼び、それぞれ3人の天神様の誕生日を祝い、供え物をしていたといいます。
この「中元」が日本に渡り、江戸時代には先祖への供物とともにお世話になった方や仕事のお得意先へ贈り物をする風習として定着していきました。
お中元はいつ贈る?地域によるお中元時期の違い
お中元っていつ贈ればいいのか時期に悩みますよね。じつはお中元を贈る時期は地方によって異なります。
大まかには関東では7月初旬から7月15日まで、関西では8月初旬から8月15日までで、全国的には7月15日までが標準とされています。
うっかりお中元の準備を忘れてしまったり、急遽お中元をお渡しする相手が増えてしまったとしても大丈夫。もし、お中元の時期を逃してしまった場合は「のし」の表書きを変えてお贈りすれば問題ありません。
その場合、お届けする時期に合わせて
~立秋まで
「暑中御見舞」または「暑中御伺」
立秋~9月上旬まで
「残暑御見舞」または「残暑御伺」
と表書きを変えて贈りましょう。
まとめ
今回は、ワインをお中元に贈る場合のよくあるお悩みと、予算別おすすめワインをご紹介しましたが、お悩みは解決したでしょうか。
お中元は、最近はビジネスのお相手よりも家族や親戚など、ごく親しい方に贈る方が多いというデータもあります。
ワインに限らず、親しいからこそよりお相手の好みにあったお中元を贈りたいですね。